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2004年アヴァンティ3月号

■くたばれ負けず嫌い女

事務所で仕事をしていたらいたら近くを通ったからと知人。私のパソコンの手許を見ながら「ずいぶん味気ない世の中になったわね」と一言。急ぎの仕事だったからそのまま続けていると更に続けて「私は手紙を書くのメールよりその方が心が伝わるじゃない」としつこい。「あなたまだ飛脚使ってるの?」と軽くいなしておいた。

彼女の変な負けず嫌いにはいつもへきえきさせられる。私がテレビに出れば「今のメディアは大嫌いだから近づかないようにしている」と言う。私にとってテレビの出るのも大切な仕事の一つで、それで収入を得て暮しているのだから、好き嫌いの話しでは無い。もちろんテレビに出ていることを少しでも鼻にかけているのなら話しは別だけれど、そんなことは断じて無い。

話しを変えて「私達もそろそろ還暦だから少しづついろんな事を整理してシンプルに暮したいわね」と言うと「そう私みたいに自社ビル持っていたらうっとうしわよ」ときた。もう勝手にしろだ!

負けず嫌いが悪いとは決して思わないが、服装や持ち物や学歴や美貌やお金の有る無しで人に勝ちたいとは思わない。(ちょっと負け犬の遠吠え)若い時から今まで長く仕事をしてきてその間様々な事があった。実力が無かったとはいえ今考えるとずいぶん不等な扱われ方もした。なにせ15年近くちゃんとした収入が無かったのだから。

担当の女性から「去年は予算があったからちゃんとした先生を呼べたけれど、今年は予算が削られてあなたしか呼べなかった」と言われたのは本当の話。悔し泣きしている私の耳もとで友達がささやいた「そういう事を言われたくなかったら、もっと勉強して、ちゃんとした仕事できるようになるしかないんよ」。私を正しい負けず嫌いに導いてくれたこの言葉を私はずーっと大事にしてきた。

負けず嫌い女のエピソードをもう一つ。風邪を引いて熱が37度くらいあるといったら「私は38度はでたわよ」。もう勝手に煮えてしまえ!
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