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アヴァンティ 2007年 8月号

■「品が良いって?」

「女性の品格」板東眞理子著(PHP新書)を読みました。品格ある女性とは「ちゃんと敬語が使えること」、「むやみに流行を追いかけないこと」など、とても常識的な内容でまとめられた一冊です。ご本人は東京大学出身で女性初の総領事になられるほど大変なエリートなのに、「専門知識をもつ有能な職業人になることだけを目指さず、厳しい経済社会の中で品格をもって生きていくにはどうすればよいか…をいろんな角度から考えてみました」とありました。

むやみな上昇志向は確かにあまり品の良いものではありません。なるほどと思える内容でおすすめの本です。私が一番上品でないと思う女性は「上品ぶる人!」。最近こんな事がありました。暑いからさっぱりと和食というのがほとんどの意見でしたが、一人が「フランス料理はおしゃれをして出かけられるから」と主張して、しゃれたレストランに決まりました。当日私はお昼ご飯を軽くして臨みました。ところがこのお店を推薦した彼女は食べ残すのです。デザートには全く手を付けません。あげくの果てに、「あなたたちダイエット考えてないの?」私は頭の中にドクロマークが浮かびました。ダイエットを考えるのなら店を決めるとき、オーダーをするときから考えなきゃあ。自分で注文しておいて残す。品のある行為でしょうか?

彼女についてはもう一つ気になるクセがありました。笑う度に口元に手をやるのです。なんだか湿気が多いというか、暑苦しく卑猥(この文字って下品!)です。誰だって笑顔は美しいもの。隠す必要はありません。封建時代でもないのですから。笑うときは大らかに。どうも過剰に女らしく見せようとすると品が悪くなるように思えます。男性を意識しすぎる女性は端から見ていると滑稽です。大らかに自然にふるまいたいもの。とは言っても、私の豪傑笑もあまり品よくないらしいので、気をつけます。はい!


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