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アヴァンティ 2006年 9月号

■「真っ白な洗濯物」

今日の朝は何時もより少し早めかなと思いながらベランダに出ても、隣の洗濯物はすでに夏の日射しを浴びて乾き始めています。何年も前からずーっと気になっていたのですが、お隣の洗濯物はまぶしいくらいに真っ白なのです。特別な洗剤や洗濯機を使っているのでしょうか。いつか聞いてみたいと思っていました。

人が豪華な宝石を身に着けていても、ブランドのバックを幾つ持っていても羨ましいなんて思ったことはないのですが、お隣の洗濯物の白さにはちょっと嫉妬していました。お隣同士になってから20年、やっと洗濯物の白さの訳を聞くチャンスはやって来ました。買い物をと玄関を出るとお隣の奥様は素敵なワンピース姿でドアの鍵をしめています。同じ車でデパートまでご一緒することになりました。この時とばかり、思い切って「お宅の洗濯物はどうしてあんなに真っ白なの」とお聞しきました。

「この前も夫の友人に旅行の度に新しい下着を買うのかと聞かれたのよ」
「我が家はタオルも下着も破れて処分する時まで真っ白よ」と笑っておっしゃいます。特別なものは何一つ使ってなくて「水で5分程下洗いしてからその後普通に洗濯してるだけなのよ」なんですって。

もちろん次の日からまねをして同じ様に洗ってみました。やはり違います。染み付いた薄黒さまでは取れていませんが、いつもよりすっきりしています。こんなに簡単なことなら早く聞けば良かったと後悔しました。

回覧板を持って行く度に玄関の靴がきちんと揃えられている。出会った時にいつもあちらの方から笑顔で挨拶の声をかけてくれる。花や緑がとびっきり美しいベランダ。窓ガラスがピカピカのお宅。早朝のウオーキングを長く続けているご夫妻。

私達の周りは良いお手本が沢山です。負けずに彼女たちの良いところは取り入れたいと思いませんか。 我が家より収入が良さそうとか大型テレビを買ったとか、どうでも良いことに競争心を持つのではつまりません。素敵な人達の生き方に「私もやってみよう」と競争心を燃やすともっと生活が快適に送れるような気がします。