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2000年7月11日放送

■食中毒について

食中毒が問題になっている。あまり言われないけれど家庭で起こる食中毒も案外多いのだ。料理教室をやっていて解るのだけれど、はっきり言ってお母さん方の衛生観念はなっていない!はっきり言って相当不潔! 統計に上がっているだけでも3万人近い人が食中毒にかかっているそうだけれど、あなたん家もその統計の中に入ってるんじゃない?

生の肉とサラダで食べるキューリを同じ皿にのせる人なんてザラ、そのようなアホを見たら生野菜を肉にまぶし付けて「食べてみて」という「ワ−出来ません」「自分がした不潔な行動に気が付かんのかバカ」と言ってまた生徒を減らしてしまう私。

日本人の衛生に付いての感覚がよく解る話がある。 昔、雑誌で読んだアメリカの主婦の話で、アメリカは綿製品の品質が良いので、ベットのシーツを長く使って痛んだら、周囲の傷んでいない所で大きめの布巾をつくってつかっていると言うのだ。何度も水にくぐった布だから吸水性がすこぶる良くて最高の布巾になると当のアメリカ婦人は自慢げだった。

今は食器洗浄機があるから布巾はあまり使わないかも知れないけれど、豊かな話だと私は少し羨ましくさえ感じた。 その話を料理教室でしたら「わーっ人が寝たシーツを布巾になんて私は出来ないですぅ」とほざく。

そんなやつほど数枚の布巾を流しの横にある布巾掛けという非文明的台所用品に、使ってはかけ使っては掛けしているに違いない。そんな布巾でお皿を拭くと、皿にばい菌を塗り付けてる事になるんだ。沢山布巾を持っていて、洗濯機で良いからちゃんと洗って、日に干してちゃんと乾かして引き出しにしまう。考えたらアメリカの主婦と「シーツなんかで」と言った主婦どちらが不潔か解るはず。どうも日本の主婦は科学的に物事を考えるのが苦手なようだ。

もう一つこれもアメリカでのお話し。
大きな病院に施設も看護婦の数も医者の技術にも差が無い第1産婦人科と第2産婦人科があった。同じ条件でありながら第2産科に比べて第1産科の方が産褥熱で母親が死亡する率が倍以上であった。原因が調査された結果、第1は第2に比べて手洗が徹底されていなかったことが判明したと言う。ただ手洗いの不完全さが何人もの母親の命を奪っていたと言う恐いお話し。 初歩的で単純なミスが大きな結果を起こすことは最近の食中毒事件を考えても明らかだ。

馴れが一番恐い、ちゃんと手洗をして、台所を清潔にして、加熱するものはちゃんと加熱、冷蔵庫を過信しない、作ったものは出来るだけ早く食べる。 これだけの事でかなりの食中毒は防げると思う。