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2000年8月22日放送

■有り難うくらい、ちゃんと言って

先日川で遊んでいた若者が急な増水で中洲に取り残されて、レスキュー隊に助けられたというニュースが報道された。きまりが悪かったのか若者達は「誰が助けてくれと言った」等とうそぶいって誰1人としてお礼を言わなかったらしいニュースをみて大人達は皆驚いて「なんて子達なの」と一応に驚いていたけれど「何で驚くの」と私は言いたい。

他所の家に行って一番驚くのが子供がお母さんに「水!」「ジュース入れて」とか命令口調で言うこと。母親もハイハイと当たり前のようにして子供の要求を受け入れる。無関係なはずの私がそこで激怒します。そして子供に「水をどうしたいの?頭からかけてもらいたいのならおばさんやって上げるわよ。」「?????」 母親には「お宅の子供さん病気?水も自分でくめないの」「?????」 しかしこの親子全く人の言葉を解さず、行動は継続して、母親はジュースを手渡す。子供は当然のように受け取って飲みはじめる。

そこで私のニ度目の爆発「この家にはプリーズもサンキューもないの」「?????」こういう家庭では私が何を言いたいのか理解出来ないので親子ともきょとんとして何ごともなかったように私に対しても普通の会話が続きます。「もしかしてこの人達すごく良い人?」「私は単なるヒステリー女?」「良く解らん!」

家庭の中で有難うお願いとか言う言葉がないのに、命を助けられると言う緊張状態の時に有難うなんて急に出てこないですよね。

できれば子供が「おかあさんぼくジュース飲むけれどお母さんいらない?」と言える子は日本に何人居るでしょうか。子供達だけで無く歩いていて肩が触れたり荷物がぶつかった時に、「失礼」とか「ごめんなさい」とか言う大人も少ないです。

先日野菜屋さんで買い物のをしていたら「お世話様ー」と言っていたお客さんが居ました。巨大な体格の方(口が悪くてごめん)でしたがなんだか美人に見えました。

私事ですが、横浜にボーイッシュな(おじさんのような)妹がいます。私がたまに電話をすると必ず最後に「忙しいのに電話かけてくれて本当にありがとう」と言って電話をきります。それだけで沢山ある他の欠点を忘れてしまってこの人と姉妹で良かったと思います。

日常の生活の中にもっと普通にもっと沢山、「有難う」とか「ごめんなさい」と言う言葉がかわされてなきゃあね。

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