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2000年9月5日放送
■妻達の憂鬱
現在私の事務所のスタッフ4人は全て既婚者。時々お茶を飲みながら仕事以外の話で盛り上がる事がある。先日は一人が「昨日夫婦喧嘩しました」と言う。訳を聞くと 夫と二人で歩いていたら見知らぬ女の人がすれ違い様に夫の肩に手を触れて、甘い声で「昨日は有難うジャまた明日ね」と言って去って行った。一瞬の出来事だったのでそのまま家に帰ったのだけれど、気になったので「あの方はどなたなの」と聞くと「会社の事務の女性」と言う「親しいの?」
「ぜーんぜん」「怪しい」「出張の時皆にお菓子をお土産に買って来たからそのお礼だよ」「ふ〜ん」「たいした話じゃ無いじゃないか!」「でもねー」その話を聞いた全員「そんな事あるある」
私もずいぶん前の話だけれど焼肉を食べに行ったら、いつもの店が休みだったので夫が会社の忘年会で一度だけ行ったという店に入った時の事、時間が早くて客は私達だけだった。注文を持って来た女性が(演歌歌手のような髪型をした人)がそのまま夫の横に座って 世間話をしながら焼肉を焼いてくれた、その間彼女は一度も私の方は見なかった。私透明人間状態だった。超無神経な夫はただぱくぱく食べるだけ。店を出て「あれなんだったの」と聞くと「なんだったのかねー」その事は今だに解明で来ていません。
もう一人のスタッフは数年前知り合いのバーで夫婦で飲んでいて、隣で一人で飲んでいた例えばA子さんとしましょうか。意気投合して大いに楽しんだ。その時A子さんが住んでいるマンションが夫の会社の近くだと言う事だったので酔いに任せて「お昼でも御一緒しましょう」と言ったらしい。次の日早速A子さんはお昼休み前に会社に表れた。ちょうど同僚と出かけようとしていたので一緒に食事して、安いものだから出してあげたと言うのだ。
その後暫くしてスタッフとA子さんが例のバーで会ったのだそうだ。スタッフが屈託なく挨拶すると、A子さんは鼻にかかった声で「私ーイ○○さんにーいお昼御飯おねだりしちゃった、彼ってお仕事大変って私に悩み打ち明けるのよ」その場は何くわぬ顔で聞いていたスタッフは当然、夜夫を問い詰めた。夫の方は「ほとんど憶えていない」位の出来事だったらしい。私はこの妻と夫のことはなんとなく理解できるのだけれどA子さんて一体なんなんでしョ。
この話、私達だけの思い込みだといけないから10人以上の方にインタビューしました。出るわ出るわその手の話。夫にだけしか挨拶をしない近所の奥さん、夫と自分では恐ろしく対応が違う近くの薬局の奥さん、等等、時間が無くて全部話せないのが残念だけれど、極め付けを一つ。
夫は税理士さんで女性社長の会社も仕事先の一つ、しかしそこの社長さん。会う人ごとに「○○さんがこう言ってくれたのー、こうしてくれたのー」とさも特別な関係に有るような言い方をして回るらしい。税理士さんの奥さんの前でもそれは変わらないというから恐ろしい。ビジネスで普通にアドバイスしていると言い張るのだけれど。妻は「その仕事やめて下さい」と言うけれど、夫はあまり気にしていないらしく「次元が低い事を言うな」と怒る。妻のほうは「次元が低いのはあの女じゃあないですか」とまた腹が立つ。そんな女達の共通点は先ず美人、そして一様に、身なりに気を使うタイプ。私は言いたい「お願いだから人の家庭を揉ませるのはやめて、あんたのせいで今夜も夫婦喧嘩がまた一つ、なのだぞ」と。
皆さん被害に会わないように気をつけてくださいね。 |
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