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アヴァンティ2002年11月号
■友達が多いのって自慢になるの
学生の頃、何時も不思議に思っていた事がありました。授業の間の休み時間に女の子達がトイレに誘いあって行く事。
まさかドアの中迄一緒じゃあないのだろうけど、「気持悪い」と私は可愛気無く断ってはいましたが...
ジャーン、大人になって気付きました、この現象が子供の時だけのじゃあ無いって事を。買い物は必ず友達と一緒、同じようなファッションとメークで連れ立っている二人連れの目立つ事!似合いもしないものを「いいじゃん」と店のまわし者になっている相方。映画も一緒ついでに感想も同じ。お稽古事も一緒そして一人が休むともう一人も当然休む(バカモーン)。しかーしこういう事は彼が出来る迄の事、不思議に女性は彼ができるとバッタリ付き合いが悪くなる。所詮それくらいの付き合いだったのよ。
もっとひどいのは、いつも一緒で仲が良いと思っていたら、別々のときは何時も相手の悪口言っている人達。おー、恐っ!
ここまで言うと「山際は強い」と思われそうだけど、そんなことはない、人恋しさは誰にも負けない「どんなに嫌いな相手だって良い電話をかけて来て」「誰でも良いから一緒に居てほしい」としょっちゅう思っている。
しかしオバサンは経験してしまったのよ、楽しみにしていた映画が友達の遅刻でオジャン。楽しいはずの計画がドタキャン癖のある人のおかげで台無し。いつも一緒にいると見たくも無い部分を見てしまう事も、それも相手ばかりで無く自分が秘めていた事迄ペラペラと喋ってしまった後悔も。
友達付き合いは確かに楽しい、だけど惰性でベタベタしてるだけの関係になっていないですか。寂しい女に見られたく無いだけのために誰でも彼でも友達にしてませんか。
ひとり遊びも慣れると楽しいよ。一人で図書館の書棚をじっと見てたり カフェでぼんやりしている女性はけっして格好悪く無いと思うのだけれど。
大好きな友達だからこそ相手の時間も大切にして時々逢う。そして一緒の時は目一杯楽しいお喋りを弾ませる。息の長い良い友達になれるよきっと。
大人の女は友達関係でもちょっと痩せ我慢しなくちゃね。 |
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